2020年4月19日日曜日

卵が足らない 新型コロナワクチン・治療薬

 米では昨年暮れから、猛威を振るっていたインフルエンザ、未だに、新型コロナより死者数が多いが、そのインフルエンザのワクチン製造が、卵を使ったもの。もし新型コロナのワクチンができた時、その卵を使うと、来年御インフルエンザワクチンが足らなくなることを継承した記事
◇(CNN)インフルワクチン製造に使うニワトリ、米秘密農場で飼育 コロナには望み薄
  ⇒ https://www.cnn.co.jp/fringe/35152373.html (4月18日19:00)
 日本でも同じこと。
◇ この問題を解決できるのは、卵を使わないワクチン製造ができるもの。、これはいくつかあるようだが、日本で、小生が気になったのが2つ。
 昨年、塩野義がインフルエンザワクチン参入のため子会社化したUMNファーマ。この3月に上場廃止になったが、この会社UMNは米の製薬会社から、バキュロウイルスと昆虫細胞を使った組み換えタンパク質製造技術(BEVS)のライセンスを取得し、それをベースにインフルエンザワクチンを開発してきている。IHIとの開発ではとん挫したが、その時、塩野義が援助を決めてその後支援してきている。昨年から、塩野義はその技術の完成のめどに自信を持っており、今回完全子会社にして、UMNを中心に、新型コロナウイルスワクチン開発に参入した。
 もう一つは、大阪大学医学部中心の共同研究グループ。ここはDNA技術によるワクチン開発で、開発担当はアンジェス。このグループには、阪大医学部、アンジェス、タカラバイオ、ダイセル、EPS、ペプチド研究所、ファンペップ社などが参画。
 ワクチン開発はすでに、動物用ワクチン設計は終わって、非臨床試験に入っている。人の臨床は1か月前倒して、8月には入る予定。
 ※ただ、この会社アンジェスの株は、とてもお薦めできるものではない。(長々と書いた説明は消しました)
◇ 治療薬では、既存の薬で、候補がたくさん出ている。
 先週、大きく報道されたギリアドのレムデシビルが有望視されている。富山化学(富士フィル三子会社)のアビガンも有力。その他、帝人のオルベスコ、米アッヴィカトレラも、期待されており、メディシノバはイプジラストで、米で臨床試験開始。その他にも多くの会社が候補薬で参入を試みようとしている。
 ほかに武田薬品、塩野義、田辺三菱も参入を表明している。

【記事】
★(Answers News)新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ【COVID-19】(4月17日UPDATE)
 ⇒ https://answers.ten-navi.com/pharmanews/17853/
★(日経)新型コロナ治療薬、塩野義製薬が「ヒット化合物」同定(4月16日)
 ⇒ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58128140W0A410C2000000/


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