6月8日「ニコニコ動画」がサイバー攻撃を受け、現在停止中。
このニュースを聞いたとき、ああそうか、でもすぐに復旧するのだろうと、たかをくくっていたので、詳しく調べなかった。
だんだん、事が大きくなってきて、先週末、再び動きがあった。
あまり詳しくはないのだが、それについて、少し書込みをする。
事の起こりは6月8日、「ニコニコ動画」のシステムが、ランサムウエアを含む攻撃を受けた。それにより、「ニコニコ動画」が配信不能に陥り停止。
その後の調査で、データは無事で、ニコニコ動画のシステムなどは大丈夫だったようだが、映像配信システム等に被害が出て、それが全体に影響を及ぼし、配信ができなくなっているという。詳しいことはわからないが、運営会社の「ドワンゴ」(KADOKAWAの子会社)は、システム全体を再構築・再制作し、新しいシステムを構築するつもりらしく、現在作業中で、最低1か月はかかるという。
データ等は無事ではあっても、現在、配信ができない状態が続いている。
ニコニコ動画開発チーム有志が、縮小版の仮サイトを立ちあげ、復旧情報を発信している。このサイト、往年のネット民に好評。
★ニコニコ動画 公式仮サイト
現状、復旧には、まだ時間がかかりそう。
そんな中、あるネットニュースサイトが、犯人を名乗る人物のメッセージを掲載したという。 さらには「ドワンゴ」が、お金を払ったという記事も載せているという。
(※その記事は確認できていません、ニュースサイト名は後述)
この記事の真偽は不明も、こんな時期に、あるいは、秘密文書なのに、交渉中なのに何故? など、ネットでは疑問の声が上がっていて、不安も手伝い、ネットが騒然としている。
これを受け、22日、「KDOKAWA」は、大憤慨、臨時公式ポータルサイトに、抗議のメッセージを掲載。一方、このニュース掲載で、株価は再び急落した。「KADOKAWA」側は、そのニュースサイトに対し、損害賠償を含めた法的処置も検討しているという。
★(kadokawa)臨時ポータルサイトに載せた文章
【全文】 「一部報道機関が、当社グループへのランサムウェアを含むサイバー攻撃に関して犯人と名乗る人物のメッ
セージを掲載しておりますが、犯罪者を利するような、かつ今後の社会全体へのサイバー攻撃を助長させかね
ない報道を行うメディアに対して強く抗議をするとともに、損害賠償を含めた法的措置の検討を進めてまいりま
す。
なお、本記事について当社がコメントすることはございません。」
上記ニュースサイトは、多くのネットの記事で「NewsPicks」であると記されている。さらに、犯人のメッセージは有料会員向けの記事だと記されている。
yahoo!ニュースでは、「オタク総研」の記事を載せている
★yahoo!ニュース 6月23日(日)7:05 オタク総研
【上記記事の最後の部分の抜粋】
「 かつて「ニコニコ」の指揮をとっていたことでも知られる、川上量生 取締役も「犯人と称するグループからの一方的な情報をスクープと称して喜んで記事にするnewspicksのやり方は、犯罪者の脅迫に加担する行動であり、メディアとしての良識を疑います」として強く非難した。
これら関係者による抗議が寄せられた一方、サービス内のコメント欄では報道自粛をはじめとする「報道規定」に触れる投稿が見られたほか、当該記事を担当した大酒丈典 副編集長が「報道協定の議論は関係ありません」と説明している。
また、その他SNSでは「公式が説明しない相当な理由がある」「サイバー攻撃を助長させかねない」としてNewsPicks側の姿勢を問う意見から、「(多額の身代金を支払ったという内容を踏まえ)報道すべきだと思ったのだろう」などと理解を示す意見まで、内容や姿勢の是非をめぐりさまざまな声が寄せられている。
同社は14日に本事案に関する「第2報」にて各事業への影響や対応について説明。より正確な調査結果や復旧状況については「知らせすべき新たな事実が判明しましたら、改めてご報告いたします」と伝えていた。」
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