7月10日 朝7時、参議院選挙の投票に行ってきた。民主主義の象徴である自由選挙であるが、今日の投票率はどうなるのだろうか?
2日前、安倍晋三元総理が、銃撃され、死亡した。多くの政党、政治家は、この行為を非難した。
☆岸防衛相「民主主義に対する冒とくだ。参議院選挙のさなかにこのようなことが起こってしまうのは、言論の封殺を暴力で行うということで、認めるわけにはいかない」
☆古川法相「いかなる理由であれ、暴力で言論を封じる行為は断じて許されないものであり」
☆林外相「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行で、決して許すことはできず」
☆二階元幹事長「民主主義の根幹である選挙が行われている最中での事件は、言論を暴力で封殺する行為であり、決して許されることではない」
などなど
と言っても、犯人は政治的意図は全くないようだが。それを、あたかも民主主義への攻撃の様にとらえて、発言する政治家、報道・・・
民主主義とは、何か?
「自由選挙で、選ばれた代表を通じて政治を行う制度」と解説されている。
そして、専門家は、民主主義で一番大事な事は
『異なる意見があっても、その意見を聞いて、相手を尊重し、議論を重ね、多くの人が納得する形で、物事を決めていくこと』
という
このショッキングな事件があったからだろうが、多くの政治家たちは、民主主義への挑戦だ、暴力に屈しない、民主主義を守ると、声を大にして訴える。
が、その政治家たち、組織の力、お金の力、権力による圧力、時には、ごまかす言葉で(嘘をついて)物事を決め(法律を作り)、ヤジを飛ばし議論をさせない、忖度を強要などの手を使い、相手の意見を封じて政治を行っている。それが、日本が窒息した社会になった一因であることを政治家は認めない。
日本は民主国家なのだろうか?
選挙が終わっても、この事件をきっかけに、民主主義とは何かを問いただし、本当の民主主義を取り戻そうとする動きをする政治家はいないだろう。
この事件をきっかけに、もっと過激な人物が出てくることも考えられる。国は、さらに、警戒を強め、反対意見を徹底的に抑えるようになりそうだ。
昭和初期、相次いで(現在の)テロと言われる事件が起き、国民は暴力に感覚がマヒし、5・15事件へと進む、当時、欧米は、日本を中国から締め出す方向で結束し、日本を非難。日本は国際連盟から脱退、ドイツ・ヒットラー、イタリア・ムッソリーニと手を組む。現在の世界、欧米による中国の締め出し、ロシア・プーチンとの連携。
トランプ大統領出現以降、急激に進むナショナリズム、プーチンのウクライナ侵攻がヒットラーのポーランド侵攻、前述の歴史を思い起こさせる。
今、日本の民主主義どころか、世界はどこ向かっていくのかさえ、心配になってくる。
フ―! ・・・
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