10代目柳家小三治氏が死去、81歳。うまい落語家であったが、落語を徹底的に追求して、突き詰めすぎて、話が出来すぎ、硬すぎる話になっていて、口調も堅くなっててしまっていた。うまいのだが、小生は、五代目古今亭志ん生(明治43年生)、六代目三遊亭園生(明治33年生)の落語が好きで、それと比べてしまうため、どうしても、辛い採点になってしまった。師匠の小さんみたいに豪快に構えていたら、もっと味のある噺家になっていたかもしれない。
だが、それ以降の噺家は、テレビでのお笑いが影響したのか、話が下手で、小三治は最後の名人と言えるのかもしれない。小生は、結局、今は、落語を聞かなくなってしまったが、惜しい人物をなくしたという気持ちがある。
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